アラフォー女性の人生を変えた人たちのSTORY Vol.02【コラム】

「自分らしい自由な生き方・働き方」を叶えているアラフォーの女性たちをご紹介致します。
実際にどの様な経緯を経て、自分らしい自由な生き方や働き方を叶えることができたのか?
リアルなお声をググっとお届けしていきますね!

今回は、伊藤ゆかさん(49)のご紹介です。
現在のお仕事:デザイン業


人生が変わる前は、
どんなお仕事や生活をされていましたか?

グラフィックデザイナーとして20年近く働いていました。
「美大を出ていないから」「経験している仕事の幅が狭いから」など、他人と比べて全く自信のない状態でした。

また、夫が安定したお給料をいただいていたので、「私は家事や育児をしなくてはいけないし」という言い訳をしながら、私に出来る仕事を扶養内で出来ればいいと思って働いていました。でも、心の中では物足りなさや焦りも感じていました。

人生が変わったキッカケを教えて下さい。

起業届を出したことです!

息子が2歳の時、勤めていた会社が突然無くなってしまいました。
無職のままだとせっかく入れた保育園に通えなくなると焦り、「とりあえず開業届を出す」という流れで起業を決断しました。

起業当初の状態を教えてください。

当初は起業には全く興味を持っていない状況で開業届を出したので、ただなんとなく自由な時間に仕事をして、保育園代とお小遣いが稼げればいいくらいの気持ちでした。

しかし、個人事業主として、営業、制作、納品、経理事務などを一人でやらないといけない事や、お客様に嫌われたくない思いからどんどん仕事をする時間が増えていき、常に犠牲感の中で仕事、家事育児をしていました。

また、「私は夫より稼いでいないから」という思いから、家事も育児も自分がやらねば、と日々疲弊していました。

そんな中、精密検査で息子の脳に病気の跡が見つかり、右半身に軽度の麻痺がある、という事がわかりました。発病がいつなのかは不明で、「私がちゃんと息子を見ていなかったからだ」「生後数ヶ月で保育園に入れたからだ」と自分を責め、一旦仕事をセーブし、息子中心の生活にしました。
毎日「再発するんじゃないか」という不安の中にいたところ、マインドを整えるコミュニティに出会い、そこで自分自身を見つめる、という時間を取るようになってから、少しずつですが不安が薄れていきました。

現在の「自由な生き方・働き方」になった経緯を教えてください。

心理学やマインドについて色々学んだり、コーチングを受けたりする中、今まで知らなかった自分を知る事で、何となく気持ちが楽になっていきました。
これまで一人で抱えてきた家事育児も実母や夫と分担する事もできて、少しゆとりも生まれました。

ですが、仕事に関しては自分で集客・販売するという行動が全く出来ない自分がいて、やっぱり私は出来ないんだなと思っていました。

そんな時に出会った別のコミュニティでもっと深く自分自身と向き合う機会が増え、私が感じている『未来への不安や過去の後悔などは捉え方を変えられる』ということを知り、仕事もプライベートも軽やかに楽になっていきました。

起業して一番良かったと思うことは何ですか?

これまでの人生で自分が抱えている不安や考え方の癖などが、起業することで大きくなりました。
でもそのおかげで、不安や怖れから逃げるのではなく、「しっかり自分の事も、自分の人生とも向き合おう」と、決められたことです。
そして、実際に向き合うことで、どんどん自分の人生は軽やかに自由になっていったことです。

今後どうなっていきたい(展望、夢など)か教えてください。

全てを自分でやろう!と背負うのではなく、『私の得意な部分と、私は苦手だけど他の人が得意な部分を合わせていくことで、可能性はどんどん広がる』という事を体感しました。
なので、今後もそれぞれの得意を活かした仕事をする事で、想像もしていない未来は創られていく、と思っています!

今現在でさえ、数年前の私から見ると想像も付かない場所にいることができています。

人生を変えたい人へ、メッセージをお願いします!

私は40代半ばで人生が変わるという経験をしました。誰でも、いつからでも大丈夫!
人生楽しみましょう♪


突然勤めていた会社が倒産。息子さんを保育園に通わせたい一心で開業届を出したゆかさん。起業後は不安や焦りなどの感覚が増大していく中で、やっと「自分の人生に本気で向き合おう!」と決断された結果、今のゆかさんの生き方・働き方に到達されました。
「年齢に関係なく、人はいつからだって変われる!」そんな背中をしっかり見せて頂くことができました!ゆかさん、ありがとうございました!!